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曝書
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ばくしょ
ふりがな文庫
“
曝書
(
ばくしょ
)” の例文
曝書
(
ばくしょ
)
は久しく高閣に束ねた書物を眺めやって、初め熟読した時分の事を回想し時勢と趣味との変遷を思い知る機会をつくるからである。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
曝書
(
ばくしょ
)
というと書物のみに限られるようだが、虫干といえば包含する範囲が広くなる。この句は虫干の中における書物の場合である。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
曝書
(
ばくしょ
)
風強し
赤本
(
あかほん
)
飛んで
金平
(
きんぴら
)
怒る
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
一
黄梅
(
こうばい
)
の時節漸く過ぐ、正に
曝書
(
ばくしょ
)
すべし。
偶
(
たまたま
)
趙甌北
(
ちょうおうほく
)
の詩集を
繙
(
ひもと
)
くに左の如き絶句あるを見たり。
一夕
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「
曝書
(
ばくしょ
)
風強し赤本飛んで金平怒る」
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
▼ もっと見る
浩瀚
(
こうかん
)
の秋まで続く
曝書
(
ばくしょ
)
かな
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
折から枕山も苦吟しながら外をあちこち歩いている中
溝
(
みぞ
)
へ
墜
(
お
)
ち泥まみれになって帰って来た。塾生らは苦吟のために一人は
曝書
(
ばくしょ
)
を雨にぬらし、一人は衣服を泥にしたと言って笑った。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
曝
漢検準1級
部首:⽇
19画
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
“曝”で始まる語句
曝
曝露
曝木綿
曝井
曝場
曝涼
曝物
曝首
曝骨
曝露症