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暗中
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くらがり
ふりがな文庫
“
暗中
(
くらがり
)” の例文
が、広間の
暗中
(
くらがり
)
に吸込まれて、誰も居ない。そのこぼれた裾、肩が、女まじりに廊下に背ばかりで入乱れる。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
片山家
(
かたやまが
)
は
灯
(
ひ
)
の
遲
(
おそ
)
い
縁柱
(
えんばしら
)
の
暗中
(
くらがり
)
に、
刺
(
さ
)
しに
刺
(
さ
)
して、
悶
(
もだ
)
えて
揮
(
ふる
)
ふ
腕
(
うで
)
からは、
血
(
ち
)
が
垂
(
た
)
れた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
社
(
やしろ
)
の裏を連立って、
眉目俊秀
(
びもくしゅんしゅう
)
な
青年
(
わかもの
)
二人、姿も対に、
暗中
(
くらがり
)
から出たのであった。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
談話
(
はなし
)
途切れて宿の亭主は、一服吸わんと
暗中
(
くらがり
)
を、手探りに、
煙管
(
きせる
)
を捜して
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“暗中”の意味
《名詞》
暗 中(あんちゅう)
暗闇の中。
(出典:Wiktionary)
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“暗中”で始まる語句
暗中摸索