トップ
>
晃然
>
きらり
ふりがな文庫
“
晃然
(
きらり
)” の例文
時に、壁の
蔭
(
かげ
)
の、昼も薄暗い、
香
(
こう
)
の
薫
(
かおり
)
のする尊い
御厨子
(
みずし
)
の中に、
晃然
(
きらり
)
と輝いたのは、
妙見宮
(
みょうけんぐう
)
の
御手
(
おんて
)
の
剣
(
つるぎ
)
であつた。
蠅を憎む記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
晃然
(
きらり
)
とあるのを押頂くよう、前髪を掛けて、扇をその、
玉簪
(
ぎょくさん
)
のごとく額に当てたを、そのまま折目高にきりきりと、月の
出汐
(
でしお
)
の波の影、
静
(
しずか
)
に
照々
(
てらてら
)
と開くとともに、顔を隠して、反らした指のみ
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
細い
黄金鎖
(
きんぐさり
)
が
晃然
(
きらり
)
と光る。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
宵の明星が
晃然
(
きらり
)
と
蒼
(
あお
)
い。
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
晃
漢検準1級
部首:⽇
10画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“晃”で始まる語句
晃々
晃
晃乎
晃刀
晃耀
晃山
晃峰