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是真
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ぜしん
ふりがな文庫
“
是真
(
ぜしん
)” の例文
それから
是真
(
ぜしん
)
というようなものでありますが、あれは芸術的なところもないこともありませぬが、だいたい職工的です。
古陶磁の価値:――東京上野松坂屋楼上にて――
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
円朝は生涯に百怪談を作る計画があって、頻りに怪談の材料を蒐集していると、その親友の画家柴田
是真
(
ぜしん
)
翁から本所
相生町
(
あいおいちょう
)
二丁目の炭屋の怪談を聞かされた。
寄席と芝居と
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
蔵前
(
くらまえ
)
の八幡町、森田町、
片町
(
かたまち
)
、
須賀町
(
すがちょう
)
(その頃は天王寺ともいった)、
茅町
(
かやちょう
)
、代地、
左衛門河岸
(
さえもんがし
)
(左衛門河岸の右を
石切
(
いしきり
)
河岸という。名人
是真
(
ぜしん
)
翁の住居があった)
幕末維新懐古談:11 大火以前の雷門附近
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
薄暗いほど
欄間
(
らんま
)
の深い、左甚五郎の作だという木彫のある書院窓のある、畳廊下のへだての、
是真
(
ぜしん
)
の
描
(
か
)
いた
紅葉
(
もみじ
)
の
襖
(
ふすま
)
をぴったり閉めて、ほかの座敷の、鼓や、笛の音に
大橋須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
○九月十日 表具屋を呼びて
是真
(
ぜしん
)
筆朝顔の掛軸の表装仕直を命ず。
草花日記
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
無聊
(
ぶりょう
)
に苦んでいるお玉は、その窓の内で、
暁斎
(
ぎょうさい
)
や
是真
(
ぜしん
)
の画のある団扇を幾つも挿した団扇挿しの下の柱にもたれて、ぼんやり往来を眺めている。三時が過ぎると、学生が三四人ずつの群をなして通る。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
むかし柴田
是真
(
ぜしん
)
が鈴木南嶺の
添書
(
てんしよ
)
を持つて京都へ入つて来た。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「毎年
是真
(
ぜしん
)
さんでござんすから、今年は河竹さんのにお頼みいたしまして——」
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
是
常用漢字
中学
部首:⽇
9画
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
“是真”で始まる語句
是真翁
是真夏雄
是真為大聖