“ぜしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
是真88.9%
是信11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蔵前くらまえの八幡町、森田町、片町かたまち須賀町すがちょう(その頃は天王寺ともいった)、茅町かやちょう、代地、左衛門河岸さえもんがし(左衛門河岸の右を石切いしきり河岸という。名人是真ぜしん翁の住居があった)
薄暗いほど欄間らんまの深い、左甚五郎の作だという木彫のある書院窓のある、畳廊下のへだての、是真ぜしんいた紅葉もみじふすまをぴったり閉めて、ほかの座敷の、鼓や、笛の音に
大橋須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
石太郎いしたろうの名人であるのは、浄光院じょうこういん是信ぜしんさんに教えてもらうからだと、みんながいっていた。春吉はるきち君は、そうかもしれないと思った。石太郎の家は、浄光院のすぐ西にあったからである。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)