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昌平橋
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しょうへいばし
ふりがな文庫
“
昌平橋
(
しょうへいばし
)” の例文
昌平橋
(
しょうへいばし
)
の
袂
(
たもと
)
へ高札のように貼って押し立てて、聖堂に通う学者の
玉子
(
たまご
)
に読ませて、江戸一円の笑い草にしたことさえありました。
銭形平次捕物控:067 欄干の死骸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ちょうど、
昌平橋
(
しょうへいばし
)
から両国までは船で行かれることを教えてくれる人もあって、三人とも柳の
樹
(
き
)
の続いた土手の下を船で行った。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
金のある時には
昌平橋
(
しょうへいばし
)
の方にまわってガード下の簡易食堂で朝食をとったが、ない時には
順天堂
(
じゅんてんどう
)
脇からお茶の水を通る近道から学校に行った。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
酒を
吸筒
(
すいづゝ
)
へ詰込みまして、神田の
昌平橋
(
しょうへいばし
)
の船宿から
漁夫
(
りょうし
)
を雇い
乗出
(
のりだ
)
しましたれど、新三郎は釣はしたくはないが
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御成道
(
おなりみち
)
の大時計を右に曲って神田明神下の方へ曲る角の、
昌平橋
(
しょうへいばし
)
へ出ようという左側に、その頃横浜貿易商で有名な三河屋幸三郎、俗に三幸という人の店であった。
幕末維新懐古談:40 貿易品の型彫りをしたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
▼ もっと見る
別れた文次は、あとをも見ずに急いで
昌平橋
(
しょうへいばし
)
へかかった。まず連雀町へ寄るつもりであろう。が、橋の半ばで歩がゆるむと自然とその場に立ちどまって、袂から取り出したのは、一枚の小判。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
昌平橋
(
しょうへいばし
)
外を引廻しの上、以上五ヶ所へ捨札を建てて
火焙
(
ひあぶ
)
りの極刑に処せられるのですから、泥棒や人殺しなどとは、まるっきり話が違います。
銭形平次捕物控:059 酒屋火事
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
駿河台の
織田姫稲荷
(
おだひめいなり
)
の所へ参りますと、最う腹が減って歩けません、其の内に雨がポツリ/\と降ってまいりますから、駿河台を下りて
昌平橋
(
しょうへいばし
)
へ掛りました。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
現に
昨日
(
きのう
)
も
昌平橋
(
しょうへいばし
)
ですれ違って、機嫌の
好
(
い
)
い挨拶を聞いて別れたばかり、まさか、あれほどの元気者が、一と晩のうちに冷たくなろうとは思わなかった
銭形平次捕物控:074 二度死んだ男
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そんな冗談を言いながら、二人は
昌平橋
(
しょうへいばし
)
で別れました。
銭形平次捕物控:067 欄干の死骸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お崎さん、ちょっと
昌平橋
(
しょうへいばし
)
まで一緒に行ってくれ」
銭形平次捕物控:084 お染の歎き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
昌平橋
(
しょうへいばし
)
まで来ると
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“昌平橋”の解説
昌平橋(しょうへいばし)は、東京都千代田区にある、神田川に架かる橋の一つ。外堀通り上にあり、上流側・下流側に歩行者用の橋(人道橋)が併設されている。
(出典:Wikipedia)
昌
漢検準1級
部首:⽇
8画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“昌平橋”で始まる語句
昌平橋際
昌平橋御門