“早退”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやび75.0%
はやの25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そんならあんたとこい行て見せたげるわ」いわれて、たしかその明くる日の午後、学校早退はやびきして二人でわたしのうちい来ました。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「塾を早退はやびけして、家事をみてあげに毎日いっておりました、だってそうしなければ、男手に子を抱えて、あのひとはどうすることができたでしょう」
雨の山吹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
これは早退はやのきして来たものとみえ、傷手もすくない士卒を四、五十人もつれて、ぞろぞろと逃げていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)