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旅窶
ふりがな文庫
“旅窶”の読み方と例文
読み方
割合
たびやつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たびやつ
(逆引き)
江戸から、広島へ、広島から、大阪、奈良へと、己の身体を
匿
(
かく
)
すのに忙がしかった又五郎は、すっかり、陽に灼けて、
旅窶
(
たびやつ
)
れがしていた。
寛永武道鑑
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
そぼろな、
旅窶
(
たびやつ
)
れのした姿の旅人が、美しい錦の袋を大切さうに胸に下げてゐるので、胡麻の蠅が二人すぐ後に附いた。
茶話:12 初出未詳
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
岸本はこの珍客が
火点
(
ひとも
)
し
頃
(
ごろ
)
を選んでこっそりと
訪
(
たず
)
ねて来た意味を
直
(
す
)
ぐに読んだ。
傷
(
いた
)
ましい
旅窶
(
たびやつ
)
れのしたその様子で。手にした風呂敷包と古びた帽子とで。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
旅窶(たびやつ)の例文をもっと
(7作品)
見る
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
窶
漢検1級
部首:⽳
16画
“旅”で始まる語句
旅
旅籠
旅籠屋
旅人
旅宿
旅行
旅館
旅商人
旅立
旅舎
“旅窶”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
島崎藤村
直木三十五
泉鏡太郎
薄田泣菫
泉鏡花