“旅出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たびで83.3%
たびだ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、私は異郷いきやうに遠く旅出たびでしてながらあんまり出歩くこともせずに、始終しじう机に向つてはその執筆に專心せんしんした。私は眞劍しんけんに、純眞じゆんしんに努めつづけた。
処女作の思い出 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
と、じいさんのいった言葉ことばおもし、少年しょうねんは、じいさんにあおうとおもって、「ねむまち」に旅出たびでをしました。
眠い町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
私は麗子の死体をトランクに入れて、その金庫の奥へ秘したのです。そうして二ヶ年間先払いで預け、病気保養の名の下に海外へ旅出たびだちました。
消えた霊媒女 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)