“断雲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だんうん33.3%
きれぐも33.3%
ちぎれぐも33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
断雲だんうんは低くたれて、奔馬ほんばのごとくとびきたり、とびさる、まだいきおいのおとろえない風のなかを、四人はたがいに腕をくんで浜辺に出た。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
空は夏光沢つやあるはたてうるほひて格納庫の上の白き断雲きれぐも
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
その赤い入日の空を、野分の名残の風に乗って、断雲ちぎれぐもが高く飛んで行く、という光景を句にしたものかと思う。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)