断雲だんうん)” の例文
断雲だんうんは低くたれて、奔馬ほんばのごとくとびきたり、とびさる、まだいきおいのおとろえない風のなかを、四人はたがいに腕をくんで浜辺に出た。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
島をかこむ海水と平和湖の水色ばかりである、北南西の三方はみな重々ちょうちょうたる密雲でとざされ、東の一角だけが、断雲だんうんのあいだに、三五の星がさんぜんとかがやいているばかりである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
正午ひるごろには断雲だんうんを破ってまばゆい日が、ひとすじの金箭きんせんを投げた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)