“ちぎれぐも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
千切雲50.0%
断雲50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外では猛烈な嵐が城をかすめて物凄い千切雲ちぎれぐもを吹飛ばした。そしてこの細長い空の中に闇を投げ込んだ。その時師父ブラウンは、その小さな本を手にとって燦爛さんらんと光るそのページをしらべ始めた。
その赤い入日の空を、野分の名残の風に乗って、断雲ちぎれぐもが高く飛んで行く、という光景を句にしたものかと思う。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)