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斧鑿
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ふさく
ふりがな文庫
“
斧鑿
(
ふさく
)” の例文
その句の巧妙にして
斧鑿
(
ふさく
)
の痕を留めず、かつ和歌もしくは
檀林
(
だんりん
)
、
支麦
(
しばく
)
の如き没趣味の作を為さざる処、また以てその技倆を
窺
(
うかが
)
ふに足る。
俳人蕪村
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
見方によれば一種の技巧であるが、この句の場合の如きは極めて自然で、一向
斧鑿
(
ふさく
)
の
痕
(
あと
)
は感ぜられぬ。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
決して
等閑
(
なおざり
)
に書きなぐったのではないが、『其面影』のような細かい
斧鑿
(
ふさく
)
の跡が見えないで、自由に伸び伸びした作者の
洒落
(
しゃらく
)
な江戸ッ子風の半面が能く現れておる。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
なんら
斧鑿
(
ふさく
)
の痕を止めざる純一無雑なる自然あるのみである。
愛と認識との出発
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
その句の巧妙にして
斧鑿
(
ふさく
)
の
痕
(
あと
)
を留めず、かつ和歌もしくは檀林、支麦のごとき没趣味の作をなさざるところ、またもってその技倆を
窺
(
うかが
)
うに足る。
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
そこへ行くと召波の句は、里坊が非常に働いている代りに、多少
斧鑿
(
ふさく
)
の
痕
(
あと
)
の存するを
免
(
まぬが
)
れぬ。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
斧
漢検準1級
部首:⽄
8画
鑿
漢検1級
部首:⾦
28画
“斧”で始まる語句
斧
斧鉞
斧正
斧劈
斧柄
斧斤
斧四郎
斧九太夫
斧魚
斧卜