“ふさく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不作60.0%
斧鑿33.3%
不策6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それどころかもっと長い間うるさくつきまとうて居る不作ふさくと、それにともなった身を切る様な不景気が此等みじめな村々を今一層はげしい生活難に陥れた。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
見方によれば一種の技巧であるが、この句の場合の如きは極めて自然で、一向斧鑿ふさくあとは感ぜられぬ。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
「神尾は、確かに乱心致したとみえる。小心者しょうしんもののことじゃ。薬がき過ぎたかも知れぬ。いま追うて出るは不策ふさくじゃ」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)