ごく)” の例文
『諸経要集』に引いた『譬喩経』に富人が穀千ごくを地に埋め、春暖に至り種を取ろうと開いて見れば、穀はなくて手足も頭目もない頑鈍肉様の一虫あるのみ。
「それは易々やすやすとできましょう。ただし、先にご当家から呂布へ与えると約束した兵糧五万ごく、金銀一万両、馬、緞子どんすなどの品々を、きれいにくれてやる必要がありますが」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その時田畔の鼠穴を掘ると夥しく稲をかくしあった。そこで人々鼠穴を窮め、五、七ごくを獲る者あり、相伝えてこれを劫鼠倉といい、飢民皆出て鼠穴に食を求め済活甚だ多し(『類函』四三二)。
玄徳が、任地へおもむく時には、兵三千と糧米一万ごくを贈り
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
米四十四まんごく
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)