“倒斛斗”の読み方と例文
読み方割合
さかとんぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云うと、奇異なのは、宵に宰八が一杯——んで来て、——縁の端近はしぢかに置いた手桶ておけが、ひょい、と倒斛斗さかとんぼひっくりかえると、ざぶりと水をこぼしながら、アノ手でつかつかと歩行あるき出した。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)