コトサラ)” の例文
一概に身命を惜み、危難を懼れ、コトサラに曖昧な文句を弄んだと計り論じ去る譯にはゆかぬと思ふのである。
楊雄と法言 (旧字旧仮名) / 狩野直喜(著)
然るに雄はコトサラに莽がまだ漢室を簒はず、周公伊尹を氣取つて居た安漢公時代の號を引張り出して、安漢公としての彼れを許るすと同時に、皇帝としての彼を許さぬ意を婉曲に表はしたものとする。
楊雄と法言 (旧字旧仮名) / 狩野直喜(著)