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放擲
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なげやり
ふりがな文庫
“
放擲
(
なげやり
)” の例文
三四郎は此機会を利用して、
丸卓
(
まるテーブル
)
の
側
(
わき
)
を離れて、美禰子の
傍
(
そば
)
へ
近寄
(
ちかよ
)
つた。美禰子は椅子の脊に、
油気
(
あぶらけ
)
のない
頭
(
あたま
)
を、無雑作に
持
(
も
)
たせて、
疲
(
つか
)
れた
人
(
ひと
)
の、
身繕
(
みづくろひ
)
に
心
(
こゝろ
)
なき
放擲
(
なげやり
)
の
姿
(
すがた
)
である。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“放擲”の意味
《名詞》
放擲(ほうてき)
投げ捨てること。投棄すること。
放り出すこと。
(出典:Wiktionary)
放
常用漢字
小3
部首:⽁
8画
擲
漢検1級
部首:⼿
18画
“放”で始まる語句
放
放蕩
放埒
放火
放縦
放恣
放逐
放肆
放埓
放免