づき)” の例文
来月からお米全国七分づきです。太郎の御飯なみです。太郎は体の条件でそれと普通のとまぜていたが。まぜず。
六分づきの米にはヴイタミンが多いといふことと、電車が混んで帯革を締め直すこともできなかつたといふことと、大家の神さんが道で遇つてもお辞儀をしなかつたといふことと
長閑なる反目 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
三個の六分づきの握り飯は、誰の目にも質素な弁当である。湯呑茶わんについている「教・総」という二つの字、それから推察されるその軍人の地位、それらは質素な弁当を当然に思わせた。
播州平野 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)