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掻食
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かっくら
ふりがな文庫
“
掻食
(
かっくら
)” の例文
熱いのを、大きな
五郎八茶碗
(
ごろはちぢゃわん
)
でさらさらと
掻食
(
かっくら
)
って、掻食いつつ菊枝が支えかねたらしく夜具に額をあてながら、時々吐息を深くするのを
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
牙と舌を
剥出
(
むきだ
)
して、犬ですね、
狆
(
ちん
)
か
面
(
つら
)
の長い洋犬などならまだしも、尻尾を
捲上
(
まきあ
)
げて、耳の
押立
(
おった
)
った、痩せて
赤剥
(
あかはげ
)
だらけなのが
喘
(
あえ
)
ぎながら
掻食
(
かっくら
)
う、と云っただけでも浅ましさが——ああ、そうだ。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
“掻”で始まる語句
掻
掻巻
掻込
掻合
掻廻
掻消
掻口説
掻取
掻分
掻乱