“捲上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきあ91.7%
まきあぐ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暮れてから町々の提灯ちょうちんは美しくともった。すだれ捲上まきあげ、店先に毛氈もうせんなぞを敷き、屏風びょうぶを立て廻して、人々は端近く座りながら涼んでいた。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
其時そこに向いておろしてあったすだれ捲上まきあげたので、そなたを見ると、好き装束した女の姿が次第にあらわれた。簾は十分に上げられた。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
捲上まきあぐ白龍はくりう
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)