捲揚まきあ)” の例文
大方おおかたまつろうやつァ、今時分いまじぶん、やけでかけた吉原よしわらで、折角せっかくひろったような博打ばくちかねを、もなく捲揚まきあげられてることだろうが、可哀想かわいそうにこうしておせんのあしきながらこのにおいをかいでる気持きもち
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)