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捩向
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ねぢむ
ふりがな文庫
“
捩向
(
ねぢむ
)” の例文
身體さへ
少許
(
すこし
)
捩向
(
ねぢむ
)
けて、そして、そして、繁を仰ぎ乍らニタ/\と笑つた。紅をつけ過した爲に、日に燃ゆる牡丹の樣な口が、顏一杯に擴がるかと許り大きく見える。
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
満枝は彼の
遽
(
にはか
)
に
捩向
(
ねぢむ
)
きて
膝
(
ひざ
)
の
前
(
すす
)
むをさへ覚えざらんとするを見て、
歪
(
ゆが
)
むる
口角
(
くちもと
)
に
笑
(
ゑみ
)
を忍びつ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
捩向
(
ねぢむ
)
けたる彼の
面
(
おもて
)
を
打目戍
(
うちまも
)
りて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
捩
漢検1級
部首:⼿
10画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“捩”で始まる語句
捩
捩上
捩込
捩子
捩伏
捩取
捩合
捩斷
捩放
捩拭