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挨
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ほこり
ふりがな文庫
“
挨
(
ほこり
)” の例文
「
誰
(
たれ
)
かやったのか。誰だ、誰だ、今ごろ。なんだ野火か。地面の
挨
(
ほこり
)
をさらさらさらっと掃除する、てまへなんぞに用はない。」
楢ノ木大学士の野宿
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
彼は
乞食
(
こじき
)
のやうに、ぼろぼろの着物を着、手足は
垢
(
あか
)
と
挨
(
ほこり
)
と日焼けのために黒かつた。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
不安な気持ちが揺り動かす日本の都会の若さと
溌剌
(
はつらつ
)
さ。
挨
(
ほこり
)
だらけの円タクが加奈子を突倒しでもするように乗りつけて来てブレーキをかけても異様な音と共に一二
寸
(
すん
)
乾いた土の上を滑る。
豆腐買い
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
挨
(
ほこり
)
の多い床板の上を歩きながら、フェノロサの本の插絵にある壊れた仏像の堆積を思い出して、本尊の裏手の廊下のようなところをのぞいて見た。壊れた仏像はまだ随分多く残っていた。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
「
誰
(
たれ
)
かやったのか。誰だ、誰だ、今ごろ。なんだ野火か。地面の
挨
(
ほこり
)
をさらさらさらっと
掃除
(
そうじ
)
する、てまえなんぞに用はない。」
楢ノ木大学士の野宿
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
(さよなら。ひよっこさん。大きなまちの
挨
(
ほこり
)
の中だ。くるくる廻ってへたばらないやう御用心。)
電車
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
挨
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“挨”を含む語句
挨拶
御挨拶
挨拶振
不挨拶
塵挨
御挨拶迄
挨拶人
挨拶代
挨拶声
挨拶旁〻
羅馬挨拶
鼻挨拶