“持映”の読み方と例文
読み方割合
もてはや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
模様は「山水」のほか「四君子しくんし」とか「まがき牡丹ぼたん」とか、おそらく二十種近くありましょうが、中で特に持映もてはやされましたのは山水絵でありました。
益子の絵土瓶 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
伊部いんべはもとより備前にある町の名であります。上に釉薬うわぐすりを施さず焼締やきしめたもので、色は茶褐色を呈します。これが渋いあじわいを示すので、早くから茶人の間に持映もてはやされました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
この信楽は近年は海鼠釉なまこぐすりの大火鉢で名を挙げました。持映もてはやされて、これも販路の広いのに驚きます。ですがこの窯で特にめてよいと思われるのは、不透明な厚い白釉しろぐすりであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)