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抑止
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よくし
ふりがな文庫
“
抑止
(
よくし
)” の例文
彼時代の元気というものは、自分にも他人にも
抑止
(
よくし
)
することを許しません。次郎は深夜の
曙
(
あけぼの
)
の里を、再びタッタと駆け出しました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それとあの女とに根ざした嫌惡が、面白いことをするときにさへ私を
抑止
(
よくし
)
しました。放蕩に近い享樂はみんな私を、あの女と、あの女の
不行跡
(
ふぎやうせき
)
に近づけるやうに思はれたのです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
無言ではあったが手を上げて、資朝は
抑止
(
よくし
)
の形をした。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
これにぶつかると、直義は幼少からの習性に
抑止
(
よくし
)
されている平常の屈従感から、別な“弟の反抗”が抑えようなくむかっとクビをもたげてくる。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼の
憤
(
いきどお
)
りは、日本武士道の清節のために
抑止
(
よくし
)
できなかった。私憤よりも公憤のほうが大きかったのである。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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一、北町奉行は、南にたいする対立を
抑止
(
よくし
)
し、南と協力して、この際の臆測や風説を解くに努めること。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
善のために悪を
抑止
(
よくし
)
するの忍耐をもったなら——もちろんその理性の
堅持
(
けんじ
)
はやさしくはないが、ひとり画道にかぎらず何らか人生の明るい彼岸に達しられないはずはない。
人間山水図巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼の強い情熱をより強い智慧の光がねじふせるように
抑止
(
よくし
)
した。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“抑止”の意味
《名詞》
抑 止(よくし)
抑え付けて止(とど)めること。何らかの行為をさまざまな手段によりさせないようにすること。食い止めること。
(出典:Wiktionary)
“抑止(抑止力)”の解説
抑止力(よくしりょく、en: deterrence)とは、抑止する力であり、つまり相手に有害な行動を思いとどまらせる力、作用。なにかをしようと思っている者にそれを行うことを思いとどまらせる力。やろうかと思っている活動をやめさせる力。
(出典:Wikipedia)
抑
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
止
常用漢字
小2
部首:⽌
4画
“抑”で始まる語句
抑
抑々
抑揚
抑〻
抑留
抑圧
抑制
抑覇
抑遜
抑損