打裂ぶっさ)” の例文
馬「さア其処そけえ足イ踏掛ふんがけちゃア馬の口が打裂ぶっさけて仕舞う、踏台ふみでえ持って来てあげよう……尻をおッぺすぞ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
怖々こわ/″\庭を見る途端に、叢雲むらくもれて月があり/\と照り渡り、す月影で見ると、生垣を割って出ましたのは、頭髪かみは乱れて肩に掛り、頭蓋あたま打裂ぶっさけて面部これからこれへ血だらけになり
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
石で頭を打裂ぶっさき、相助と二人ながら大曲りではひどい目に逢い、這々ほう/\ていで逃げ返った処が、此方こっちはおいとま、孝助はぬくぬくと奉公しているというのだ、今でも口惜しくってたまりませんが