“才穎”の読み方と例文
読み方割合
さいえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ろう西の李徴は博學才穎さいえい、天寶の末年、若くして名を虎榜こぼうに連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃む所頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかつた。
山月記 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
隴西ろうさい李徴りちょうは博学才穎さいえい、天宝の末年、若くして名を虎榜こぼうに連ね、ついで江南尉こうなんいに補せられたが、性、狷介けんかいみずかたのむところすこぶる厚く、賤吏せんりに甘んずるをいさぎよしとしなかった。
山月記 (新字新仮名) / 中島敦(著)