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才取
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さいとり
ふりがな文庫
“
才取
(
さいとり
)” の例文
その助太刀は左官の
才取
(
さいとり
)
でございますが、年配のお方にお話の筋を承わりましたのを、そのまゝ綴りました
長物語
(
ながものがたり
)
でございます。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それでこの話はおじゃんになったのですが、しかし小鳥屋の
才取
(
さいとり
)
をするこの仙人は、わたしに鳥を売りつけようという
考
(
かんがえ
)
は思いきらなかったものと見えます。
オカアサン
(新字新仮名)
/
佐藤春夫
(著)
せば
猾智
(
かつち
)
狡才
(
かうさい
)
賄賂を取るにあらねば其の周旋人を
煽
(
おだ
)
てる
公事師
(
くじし
)
とならずば小股をすくふ
才取
(
さいとり
)
。
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
七十石に足らない
糊扶持
(
のりぶち
)
のうちから、わずかずつを
割
(
さ
)
いて、付近の
茗荷畑
(
みょうがばたけ
)
を買って家作を建てたり、藩士の内職の
才取
(
さいとり
)
をしたり、小金を貸したりして、営々と理財につとめ、とにかく
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「おお、誰やらぢやつたね、
高利貸
(
アイス
)
の
才取
(
さいとり
)
とか、
手代
(
てだい
)
とかしてをると言うたのは」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
「
勝麟
(
かつりん
)
は、勤王と倒幕の
才取
(
さいとり
)
のために生きている」
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
こうして二週間ばかり経っているうちに、例の小鳥屋の
才取
(
さいとり
)
をする仙人がまたわたしのところへ訪ねて来ました。今度は青い白鳥の雛を買わないかというのでした。
オカアサン
(新字新仮名)
/
佐藤春夫
(著)
この家にいる
甲比丹
(
かぴたん
)
の三次は、すなわちその
荷抜屋
(
ぬきや
)
の
才取
(
さいとり
)
なのだ。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
才
常用漢字
小2
部首:⼿
3画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
“才取”で始まる語句
才取面