“我鬼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がき80.0%
エゴイスチツクデモン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、その時、一つの小舟から、クルクルと素裸体になった十五六歳の我鬼がき大将が、真黒な身体を逆さにして、ドボンと滝壺近くの深味へ飛込んだのである。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「そうは云っても、我鬼がきまで出来たことじゃ」きろきろと四辺あたりへ眼をやり、落ちている櫛を見つけてそれを取り、「いものがある、これでも持って往こうか」
南北の東海道四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
我鬼! 我鬼エゴイスチツクデモン! さうした言葉が彼のその時の心に、ヒシ/\とこたへて来るのを覚えた。
我鬼 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)