だら)” の例文
三人は人数の少いだけ御利益ごりやくも多からうと、胸をわく/\させてゐると、程なく汽車は夜通し駆け廻つてだらけきつた身体からだ廊下プラツトフオームへ横たへた。
お蔭で赤塚氏はひどく腹をそこねた。そしてだらけきつた胃の腑を抱へて奉天へ来るには来たが、病気は捗々はか/″\しくはなほらなかつた。
四月の太陽は、二日酔にでもかかつたやうに睡さうにだらけきつてゐる。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)