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慣々
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なれ/\
ふりがな文庫
“
慣々
(
なれ/\
)” の例文
この對話の間、女あるじは我等に酒を
侑
(
すゝ
)
めて、ジエンナロの
慣々
(
なれ/\
)
しきをも
惡
(
にく
)
む色なく、尚暫く無邪氣なる應答をなし居たり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
目科は牢に入るよりも
大
(
おおい
)
に彼れが気を引立んとする如く
慣々
(
なれ/\
)
しき調子にて「おやおや何うしたと云うのだ、其様に
鬱
(
ふさ
)
いでばかり居ては仕様が無い」
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
主婦
(
かみさん
)
に導かれて、二人はずつと奥の座敷へ通つた。そこには
炬燵
(
こたつ
)
が有つて、先客一人、五十あまりの坊主、直に
慣々
(
なれ/\
)
しく声を掛けたところを見ると、かねて懇意の仲ででも有らう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
と
慣々
(
なれ/\
)
しい調子で話し出した。相変らず快活なは斯の人。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
慣
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
々
3画
“慣”で始まる語句
慣
慣例
慣習
慣性
慣手段
慣用手段
慣乳
慣切
慣用
慣習癖