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悲憤慷慨
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ひふんこうがい
ふりがな文庫
“
悲憤慷慨
(
ひふんこうがい
)” の例文
悲憤慷慨
(
ひふんこうがい
)
に時を費やしているときではない、……そう云っては違うかも知れない、今かれを奮起させたのはもっと本質的な情熱であろう
日本婦道記:尾花川
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
最初、彼らは革命の失敗者として、
清盛
(
きよもり
)
を
罵
(
ののし
)
り、平家の一門を呪い、陰謀の周密でなかったことを後悔し、
悲憤慷慨
(
ひふんこうがい
)
に夜を徹することが多かった。
俊寛
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
と彼は思っているのであろう。
悲憤慷慨
(
ひふんこうがい
)
ということが
抑〻
(
そもそも
)
嫌
(
きら
)
いなのだ。涙をすらうっかりは買わない内蔵助なのである。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
時には自分になまじい物質的な利得ばかりを与えながら昔日の尊敬を忘れ去り、学商呼ばわりする世情を、気狂いのようになって
悲憤慷慨
(
ひふんこうがい
)
することもある。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「そうとも。たといかの柔弱男子が
悲憤慷慨
(
ひふんこうがい
)
したところで、
畢竟
(
ひっきよう
)
人形の
泪
(
なみだ
)
じゃわい。何ごとが出来るものか」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
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と毎日
悲憤慷慨
(
ひふんこうがい
)
して、午後の授業を休んだ。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「若い、若い。口では誰でも、
悲憤慷慨
(
ひふんこうがい
)
はいえるものだが、自分で、やれといわれたら、何もできるものじゃない」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
悲
常用漢字
小3
部首:⼼
12画
憤
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
慷
漢検1級
部首:⼼
14画
慨
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“悲憤”で始まる語句
悲憤
悲憤文字
悲憤糠慨