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恩遇
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おんぐう
ふりがな文庫
“
恩遇
(
おんぐう
)” の例文
小笠原家から転じて浅野家に高禄で抱えられたのも、その槍術の有名を買われたのであった。郡兵衛は、常にその
恩遇
(
おんぐう
)
を口にしていた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(人間は馴れやすい。どうやらこうしている間に、ここの破格な
恩遇
(
おんぐう
)
に馴れそうだ。勿体ない……
冥加
(
みょうが
)
に過ぎる……)
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし、恋人の家へ、恋人の父に誘われて来たのは、何か大へんな
恩遇
(
おんぐう
)
に恵まれたような気がして、
動悸
(
どうき
)
を覚えた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まったく朝倉家に仕官してからの幾年かは、他意なく、この
恩遇
(
おんぐう
)
と幸運に怠るまいと努めたのだった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
事実、秀吉は最大なよろこびと
恩遇
(
おんぐう
)
をもって、利家にこたえた。利家も、もちろんそれに感激した。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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二人はそこでも再び
孔家
(
こうけ
)
の方へ
恩遇
(
おんぐう
)
を謝し、やがて西と東へ
袂
(
たもと
)
を別った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「では、先ごろ尊氏へなされた過分な
陞進
(
しょうしん
)
や
恩遇
(
おんぐう
)
もですか」
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
恩
常用漢字
小6
部首:⼼
10画
遇
常用漢字
中学
部首:⾡
12画
“恩”で始まる語句
恩
恩寵
恩顧
恩人
恩怨
恩愛
恩恵
恩誼
恩惠
恩返