“孔家”の読み方と例文
読み方割合
こうけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「では楊志、何かほかに、策はねえか。この武松とすれば、どうしても、孔家こうけ兄弟の恩にここで報いてみせねばならん」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
子路の仕事は孔家こうけのために宰としての地を治めることである。衛の孔家は、魯ならば季孫氏に当る名家で、当主孔叔圉はつとに名大夫のほまれが高い。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
かくて武松は孔家こうけにひきとめられていること一週日ほどのうち、宋江も近くこの家の客分を辞して他県へ移るつもりだという身の上を聞かせられた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)