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思掛
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おもいがけ
ふりがな文庫
“
思掛
(
おもいがけ
)” の例文
その矢先、偶然
思掛
(
おもいがけ
)
ない人に
呼留
(
よびと
)
められて、車賃まで渡されて見ると、訪ねて行きさえすれば少し位の都合はしてもらえないはずはないという事を考えない
訳
(
わけ
)
には行かなかった。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
娘お町は
思掛
(
おもいがけ
)
ないことで、飯炊きの奉公に来ようと云ったのが嫁となり、世に
類
(
たぐ
)
いなき文治郎のような夫を持つのは
冥加
(
みょうが
)
に余ったことと嬉しいが一杯で、側へも寄ることが出来ず
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それは誠に
思掛
(
おもいがけ
)
ない有難いこと、私の様な者を先生が
仮令
(
たとえ
)
妾にでもなすって下さるなら、私は本当に浮ぶ訳で、べん/\とこんな処にいたくないから、
屹度
(
きっと
)
執成
(
とりな
)
しておくれかというと
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
母「
思掛
(
おもいがけ
)
なくお前の嫁が見付かりましたから婚礼をなさい」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“思”で始まる語句
思
思召
思出
思案
思惑
思惟
思慮
思想
思切
思遣