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怖々
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こはごは
ふりがな文庫
“
怖々
(
こはごは
)” の例文
私は日暮れに遊びに出た次手に
怖々
(
こはごは
)
龜藏の家の見えるところまで行つて見たが、あたりは繩張りがされて、家は堅く
鎖
(
とざ
)
されてゐた。
避病院
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
お駒は唯一人、
怖々
(
こはごは
)
で病室に坐つてゐたが、
兎
(
と
)
ても
堪
(
たま
)
らぬといふ顏をして、玄關に廣い蚊帳を吊つて寢てゐる竹丸の蒲團に這ひ込んだ。
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
五位は利仁の云ふ意味が、よくわからないので、
怖々
(
こはごは
)
ながら、その弓で指さす方を、眺めて見た。元より人の姿が見えるやうな所ではない。
芋粥
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
稚いお春もこれには餘ほど
脅
(
おびや
)
かされたらしく、その繪を指して「これ、何。」と、
怖々
(
こはごは
)
訊いた。
半七捕物帳:01 お文の魂
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
昔
内佛
(
ないぶつ
)
の安置してあつたこの室は、この家へ
女氣
(
をんなけ
)
が入るやうになつてから、納戸に用ゐられて、
紅白粉
(
べにおしろい
)
の匂ひで一杯になつてゐるが、竹丸の
怖々
(
こはごは
)
覗いた時、修驗者の姿は見えないで
天満宮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
怖
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
々
3画
“怖”で始まる語句
怖
怖気
怖毛
怖氣
怖怖
怖味
怖畏
怖気立
怖気付
怖愕