“心行寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんぎやうじ50.0%
しんぎょうじ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小父をぢさんたちは、おとなしいし、第一だいいち品行ひんかう方正はうせいだから……つたごと無事ぶじであつた。……はいゝとして、隣地りんち心行寺しんぎやうじ假門かりもんにかゝると、電車でんしや行違ゆきちがふすきを、同伴つれが、をかしなことをいふ。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……心行寺しんぎやうじたしかいひましたつけ。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かつて明治座の役者たちと共に、電車通の心行寺しんぎょうじ鶴屋南北つるやなんぼくの墓をはらったことや、そこから程遠からぬ油堀の下流に、三角屋敷のあとを尋ね歩いたことも、思えば十余年のむかしとなった。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)