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御詑
ふりがな文庫
“御詑”の読み方と例文
読み方
割合
おわび
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おわび
(逆引き)
それ、こゝに居なさるのが瀬川さんの
子息
(
むすこ
)
さんだ。
御詑
(
おわび
)
をしな。御詑をしな。われ(汝)のやうな畜生だつて、万更
霊魂
(
たましひ
)
の無えものでも有るめえ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
私はかうして前非を後悔して、貴方の前で潔く命を捨てるのも、その
御詑
(
おわび
)
が為たいばかりなのですから、貫一さん、
既往
(
これまで
)
の事は水に流して、もう好い加減に堪忍して下さいまし。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
今になつて見ると、
噫
(
あゝ
)
、あの細君に合せる顔が無い。「
奥様
(
おくさん
)
、其様に御心配なく、猪子君は確かに御預りしましたから」なんて——まあ我輩は
奈何
(
どう
)
して
御詑
(
おわび
)
をして
可
(
いゝ
)
か解らん。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
御詑(おわび)の例文をもっと
(2作品)
見る
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
詑
漢検準1級
部首:⾔
12画
“御”で始まる語句
御
御馳走
御前
御意
御座
御簾
御尤
御覧
御免
御堂
“御詑”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
島崎藤村