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御苑
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ぎょえん
ふりがな文庫
“
御苑
(
ぎょえん
)” の例文
右に
御台
(
みだい
)
、左にご
簾中
(
れんちゅう
)
を従えさせまして、吹上
御苑
(
ぎょえん
)
に臨時しつらえましたお土俵の正面お席にお着座なさいました。
右門捕物帖:12 毒色のくちびる
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「とはいえ、本能寺や二条の火の粉は、
禁裡
(
きんり
)
の
御苑
(
ぎょえん
)
にふりそそいだであろう。恐れ多いことではある」
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十一月七日の
車駕
(
しゃが
)
御到着の日などは、雲もない青空に日がよく照って、
御苑
(
ぎょえん
)
も大通りも早天から、人をもって
埋
(
うず
)
めてしまったのに、なお遠く
若王子
(
にゃくおうじ
)
の山の松林の中腹を望むと
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
御苑
(
ぎょえん
)
にはまた、およそめずらしい、かわり種の花ばかりさいていました。
小夜啼鳥
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
拝観の
御苑
(
ぎょえん
)
雉子
(
きじ
)
啼
(
な
)
きどよもせり
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
遊廓
(
くるわ
)
も以前には、二条にあったものですが、
大内裏
(
だいだいり
)
に近うて、
夜半
(
よなか
)
などには、民歌や俗曲が、
御苑
(
ぎょえん
)
のほとりに立つとかすかに耳にさわるというので、所司代の
板倉勝重
(
いたくらかつしげ
)
どのが
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“御苑”の意味
《名詞》
天子、皇室が所有する庭園。
(出典:Wiktionary)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
苑
漢検準1級
部首:⾋
8画
“御苑”で始まる語句
御苑外
御苑生