御生害ごしやうがい)” の例文
十七、秀林院様は霜より仔細しさいを聞こし召され、直ちに与一郎様の奥様とお内談に相成り候。後に承り候へば、与一郎様の奥様にも御生害ごしやうがいをお勧めに相成り候よし、何ともおいたはしく存じ上げ候。
糸女覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ぬくより早くすで自害じがいすべき有樣なるにぞ忠八はあわ押止おしとゞめ御花樣には如何いかなれば御生害ごしやうがいを成れんとは仕給したまふや兄君の御成行なりゆきを御聞成れ御心にても亂れ給ひしかといへばお花は涙をとゞめ是程の大變を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)