御後おあと)” の例文
こえよひすゞ森迄もりまでまゐりしがせめて父彦兵衞のほねなりとも拾はんと存じたづねたれども更に知れ申さず然る處へ各々方おの/\がたとほり掛り給ひ彦兵衞がうはさいたされしゆゑ不思議ふしぎに思ひすぐに鈴ヶ森を出て御後おあと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
嫂はいつもの通りさむしい笑い方をして、「ええじき御後おあとから参ります」と答えた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)