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御廟
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おたまや
ふりがな文庫
“
御廟
(
おたまや
)” の例文
貴客
(
あなた
)
、五十鈴川で
嗽手水
(
うがいちょうず
)
、神路山を右に見て、杉の
樹立
(
こだち
)
の中を出て、
御廟
(
おたまや
)
の前でほのぼのと
白
(
しら
)
みますという、それから二見ヶ浦へ初日の出を拝みに廻られまする、大層な人数。
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
藍丸王は
翌
(
あく
)
る朝眼を覚ますと直ぐに身支度を済まして、
昨日
(
きのう
)
のように紅木大臣と一所にお城の北の先祖の
御廟
(
おたまや
)
へ
参詣
(
おまいり
)
をしたが、それから
後
(
のち
)
は昨日のように
種々
(
いろいろ
)
な大仕掛な出来事は無かった。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
それが今では増上寺の
御廟
(
おたまや
)
と言っても殆ど知らぬ人が多い。
増上寺物語
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
日光の
御廟
(
おたまや
)
の天井に、墨絵の竜があって鳴きます、尾の方へ離れると音はしねえ、
頤
(
あご
)
の下の低い処で手を叩くと、コリンと、高い天井で鳴りますので、案内者は、勝手に泣竜と云うのでございますが
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
廟
漢検準1級
部首:⼴
15画
“御廟”で始まる語句
御廟子
御廟所
御廟橋