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御嫡子
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ごちゃくし
ふりがな文庫
“
御嫡子
(
ごちゃくし
)” の例文
しかし
御嫡子
(
ごちゃくし
)
の若様にお
乳
(
ちち
)
をあげたという深い縁故をもっている彼女は、その後も屋敷へお出入りを許されて御主人からは眼をかけられていた。
箕輪心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「義龍様は道三様の立てた
御嫡子
(
ごちゃくし
)
ではないか。道三様が御主君なら義龍様も御主君であらせられる」
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それがしだけを殺して、
御嫡子
(
ごちゃくし
)
の一命を無事に救おうと召さることは、
所詮
(
しょせん
)
、難事でござろう。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
命知らずの
強者輩
(
つわものばら
)
も、さすがは正成公の
御嫡子
(
ごちゃくし
)
よと、泣かぬ
擒人
(
とりこ
)
とてはなかったのです。
日本名婦伝:大楠公夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「これに連れて参りました侍は、佐々木六角殿の
旗下
(
きか
)
でも、かねて勇名の聞えていた日野城の
主
(
あるじ
)
、
蒲生賢秀
(
がもうかたひで
)
どの。——また、側にひかえているのは、
御嫡子
(
ごちゃくし
)
鶴千代
(
つるちよ
)
どのでございます」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「官兵衛どの。昨日、
国許
(
くにもと
)
の家臣から参った消息によれば、
御嫡子
(
ごちゃくし
)
の
松寿丸
(
しょうじゅまる
)
どのには、いよいよ
健
(
すこ
)
やからしく、また、馴れぬ周囲の者にも、ようやく
懐
(
なつ
)
いて、息災でおられる由、御安心なさるがよい」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「お、おのれ、幼い
御嫡子
(
ごちゃくし
)
を捕え奉って、な、なんとするぞ」
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
嫡
常用漢字
中学
部首:⼥
14画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“御嫡”で始まる語句
御嫡男