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往復
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ゆきかえ
ふりがな文庫
“
往復
(
ゆきかえ
)” の例文
柿色の
暖簾
(
のれん
)
に、造花の桜の出しが軒に懸けつらねられ、観客の子女や、食物を運ぶ男衆が
絡繹
(
らくえき
)
としていたのを、学校の
往復
(
ゆきかえ
)
りに見たものであった。
挿話
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
自分も釣の
往復
(
ゆきかえ
)
りに立寄って
顔馴染
(
かおなじみ
)
になっていたので、
岡釣
(
おかづり
)
に用いる竿の
継竿
(
つぎざお
)
とはいえ三
間半
(
げんはん
)
もあって長いのをその
度〻
(
たびたび
)
に携えて往復するのは好ましくないから
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
戻って柳橋の袂を
往復
(
ゆきかえ
)
りして、
淡紅色
(
ももいろ
)
の
洋脂
(
ぺんき
)
が錆に
剥
(
はげ
)
た鉄欄の間から、今宵は神田川へ繋り船の
妻
(
かみ
)
さんが、桶を
舷
(
ふなばた
)
へ載せて米を磨いで居る背中に、
四歳
(
よっつ
)
ばかりの
小児
(
こども
)
が負われながら
仰反
(
のけぞ
)
って居るのを
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
“往復”の意味
《名詞》
ある場所へ行って元の場所へ帰ること。
手紙のやりとり。
交際。
(出典:Wiktionary)
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
復
常用漢字
小5
部首:⼻
12画
“往復”で始まる語句
往復振動
往復路
往復葉書
往復震動