“彼蒼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヒサウヲ66.7%
ひさう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
筑紫つくし太宰府だざいふにて「離レテ三四月 落涙百千行 万事皆如 時々アヲク彼蒼ヒサウヲ」御哥に「夕ざれば野にも山にも立烟りなげきよりこそもえまさりけれ」又雨の日に「雨のあしたかくるゝ人もなければやきてしぬれきぬひるよしもなき」
筑紫つくし太宰府だざいふにて「離レテ三四月 落涙百千行 万事皆如 時々アヲク彼蒼ヒサウヲ」御哥に「夕ざれば野にも山にも立烟りなげきよりこそもえまさりけれ」又雨の日に「雨のあしたかくるゝ人もなければやきてしぬれきぬひるよしもなき」
げに美しきは海なる哉。若し彼蒼ひさうの大いなるを除かば、何物か能く之と美をくらぶべき。我は幼かりし時、地に仰臥して天を觀つるを思ひ出でぬ。
われはこれを望みて、彼蒼ひさうの廣大なるを感ぜり。天球のなかばは一時に影を我心鏡に映ずることを得たるなり。