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形影
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けいえい
ふりがな文庫
“
形影
(
けいえい
)” の例文
走り
童
(
わっぱ
)
の幼時から、俊基に可愛がられて来て、このおあるじに仕えること、
形影
(
けいえい
)
もただならぬ侍童の菊王は
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たとひそれが
形影
(
けいえい
)
相伴
(
あいともな
)
はぬもので、実際は寧ろ男爵自身の乱行の反映と見た方が正しかつたにせよ、やはり幾分は彼女の病弱のせゐにしていいやうに考へられる。
垂水
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
歳暮にはじまり元旦で終るので、
回文格
(
かいぶんかく
)
だなどと支考は理窟をいっているが、俳文の格などはどうでもいい。「影法師対」の内容は近頃の人も時々やる
形影
(
けいえい
)
問答である。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
宿昔青雲
ノ
志、蹉跎
ス
白髪
ノ
年、誰
カ
知
ル
明鏡裏、形影自
ラ
相憐
ム
〔
宿昔
(
しゅくせき
)
青雲
(
せいうん
)
の
志
(
こころざし
)
。
蹉跎
(
さた
)
す
白髪
(
はくはつ
)
の
年
(
とし
)
。誰か知る
明鏡
(
めいきょう
)
の
裏
(
うち
)
。
形影
(
けいえい
)
自
(
みずか
)
ら
相
(
あい
)
憐
(
あわれ
)
む〕とはこれ人口に
膾炙
(
かいしゃ
)
する唐詩なり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“形影”の意味
《名詞》
形とその影。
(出典:Wiktionary)
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
影
常用漢字
中学
部首:⼺
15画
“形影”で始まる語句
形影夜話