“廻合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まわりあわせ50.0%
めぐりあ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全く、奥様の為には廻合まわりあわせも好くない年と見えて、何かの前兆しらせのようにいやな夢ばかり御覧なさるのでした。女程心細いものは有ません。それを又た苦になさるのが病人のようでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ここへ来させたのは、好い廻合まわりあわせです。わたしも
彼の行方ゆくへは知られずして、その身の家をづべき日はうしほの如く迫れるに、遣方やるかたも無くそぞろ惑ひては、常におぞましう思ひ下せる卜者ぼくしやにも問ひて、後には廻合めぐりあふべきも
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
狭いようでも広い世間で、逢いたいと思う人々は仲々廻合めぐりあわないものですね……。
流転 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)