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廂越
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ひさしご
ふりがな文庫
“
廂越
(
ひさしご
)” の例文
ちらと流し目にお菊のほうを見もしたし、村重の感情ももちろんすぐ受け取っていたろうに、飽くまで涼しそうに、
廂越
(
ひさしご
)
しに、夜空の星のまたたきを見まもっているだけだった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
風呂先で囲った
茶釜
(
ちゃがま
)
の前に、
端麗
(
たんれい
)
に坐っていた。
茄子色
(
なすいろ
)
の
茶帛紗
(
ちゃぶくさ
)
に名器をのせ、やがて
楚々
(
そそ
)
と歩んで、内匠頭の前へ茶わんを置いた。そして彼の視線と共に、
廂越
(
ひさしご
)
しの
碧
(
あお
)
い空に見入った。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
廂越
(
ひさしご
)
しに、春の雲が
麗
(
うるわ
)
しい。
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
廂
漢検1級
部首:⼴
12画
越
常用漢字
中学
部首:⾛
12画
“廂”で始まる語句
廂
廂合
廂髪
廂間
廂髮
廂下
廂屋根
廂先
廂官
廂房