いおい)” の例文
柴のいおいに立ちかえり、本尊仏にむかい奉るといえども、観念のゆかには妄想のたちそい、称名のおん声だに、煩悩ぼんのうの息とのみ聞えたもう。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)